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− ホームページ活用の現場の苦労をご紹介 −

■コネ全盛の業界で、ホームページによる新規顧客の獲得は可能か?■
■■「とある零細税理士事務所の、ホームページ顧客獲得奮戦記」No.03  ■■
■■■    http://akibare.net/ms.htm     ■■■

〜 コンテンツ選びのポイント 〜

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 こんにちは。担当制ヘルプデスクによる中小企業IT支援“あきばれネット”の吉本です。

●どんなコンテンツを作ればいいのか?

下「それじゃ、具体的にどんなコンテンツを作ればいいですかね?」
私「先生の場合、普通の中小企業より、コンテンツ作りやすいですよ」
下「えっ、そうなんですか」

私「だって税理士って、ノウハウの固まりじゃないですか。税金払うのって、みんな嫌ですからね。先生が節税のウンチクを語れば、無茶苦茶中身のあるコンテンツになりますよ。」
下「へえ〜。そうなんだ。私のノウハウを文書にすればいいんですか」
私「そうそう。」

下「それだったら、一杯ありますよ。この間もね、不動産の売買で私のお客さんに300万円も、税金還付してあげたんですよ」
私「え〜〜。300万円ですか。それは凄いな。」

下「そうでしょう。凄いでしょう。不動産の売買って高額ですからね。節税のノウハウあるかどうかで、百万円単位で税金が違っちゃうんですよ」
私「へーー。」

下「うちの場合は、不動産の税金が得意なんで、この辺のノウハウは豊富なんですけどね。でも、税理士さんでも不動産が分からない人も多いですからね。吉本さんも気をつけた方が良いですよ」
私「でも先生、そういう他の税理士さんが知らないノウハウって、すっごく付加価値の高いコンテンツになりますよ。だって、他の人知らないんだもん。アクセスして来た人が、そのコンテンツ見て、「下田税理士は凄い」と思えば、簡単にお客さんになりますよ」

 ホームページのコンテンツって、何を作れば良いの、と言う質問を良くいただきます。

 下田先生のケースでお分かりのように、「自分の得意なノウハウ」を文書にすれば、それがコンテンツになります。

 そもそも、ほとんどのネットユーザーは“何か情報を探して”ホームページにアクセスします。例えば相続税で悩んでいる人は、相続税の情報を探してアクセスするわけです。

 すると、コンテンツ = アクセス者がみたい情報、となりますから、自分が持っているノウハウで、アクセス者に喜ばれそうなネタをコンテンツ化すればいいわけです。

 ですから下田先生のように、他社に負けないノウハウを持っているのであれば、その情報をホームページに公開すれば、すばらしいコンテンツになるわけです。

●コンテンツの洗い出し

私「それじゃコンテンツの中身としては、下田先生の“節税ノウハウ”シリーズで行きましょうか」
下「いいですね〜。何か書けそうな気がしてきましたよ。」

私「まずは、テーマを4つ位選びましょうか。先生のお客さんで、最近問い合わせが多いテーマって、何がありますか?」
下「そうですね〜。最近多いのは“損出し”ですね。ゴルフの会員権とか、不動産とか、株式とかね。含み損を上手く処理すると、かなりの節税になるんですよ。」

私「ほうほう」
下「お医者さんとか資産家とか、年収の多い人だと所得税を相当払うでしょう。でも含み損を処理して損益通算すると、所得税がかなり減るんですよ。だからそういうアドバイスが、最近は多いですね」
(さすが、この手の話は詳しいですね、先生! (^^)

私「じゃあ、そういう事例の中で、“〜したら、税金がxx万円減りました!”みたいな、インパクトのあるノウハウを、4つほど選んでくださいよ。」
下「はい分かりました」

私「それで、1からコンテンツ作るのは大変ですから、過去に作った“原稿”とか、“資料”とかを流用しましょう」
下「と言うと?」
私「今までお客さんに出したドキュメントとか、雑誌に投稿した記事とか、何かワープロの“ファイル”として、使えるのがあれば、それをコピーすれば、結構手間が省けるんですよ」

 コンテンツのテーマが決まったあと、コンテンツをどう作るか、と言うのが次の課題になります。文書を作るのが得意な人は、一からすべて原稿(コンテンツ)を作り直しても結構です。(その方が、much betterです。)

 でも過去に作った資料が使えそうな人は、それを流用した方がよいと思います。昔の資料なので、用語とか語尾とか、いろいろと気に入らない点も多いとは思います。でも、とりあえず何でも良いから、まずは始めてみることが大切。完全なコンテンツを作るのに2ヶ月かかるんだったら、出来あいの資料を使って10日で作った方がよっぽど良いですよ。

 最初はとりあえず40点のホームページでも良いんです。後でゆっくりとコンテンツを修正、変更して、少しずつ立派なホームページにしていきましょう。

 そして、これができるのが“自分でホームページを作る”メリットです。プロに頼むと、最初に完璧なコンテンツを用意しないといけません。後でコンテンツの文言を変えると、「はい、8万円です」とか言われちゃいますから。でも自分で作ると、トライ&エラー、で、少しずつ追加していけますから、プロに頼むのに比べれば時間的にだいぶ余裕があります。


●それでは続きはまた来週・・・

私「それでは来週までに、アクセス者に喜ばれそうなテーマ4つと、そのコンテンツに使えそうな資料を用意しておいてくださいね。」
下「じゃあ、この土日で、ちょっと考えますよ。平日は忙しくてゆっくり検討することができないんでね・・・」

 新しいホームページの基本コンセプトが、何となく固まってきました。この後はこの議論を、具体的にもう少し膨らませていくことになります。

 ということで、続きはまた来週ということに致します。来週は、もう少しシステム的なお話がでてきます。ドメイン名の登録とか、ホスティングとか・・・。みなさんお楽しみに。

 それでは、また来週、お目にかかりましょう。

 

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