■コネ全盛の業界で、ホームページによる新規顧客の獲得は可能か?■
■■「とある零細税理士事務所の、ホームページ顧客獲得奮戦記」No.11 ■■
■■■ http://akibare.net/ms.htm ■■■
〜 コンバージョン・レート 〜
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こんにちは。“あきばれネット”の吉本です。
●先週まで
下田先生のホームページの目的が、「資料請求を行わせること」に決まりました。
ホームページから、まずは資料請求の申込みをさせる。その後、資料を送付して申込みに誘導する、いわゆる「2ステップ・アプローチ」を取ることにしたのです。
●ホームページ上の資料請求率
下「ところで、ホームページにアクセスした人のうち、どれ位の人が資料請求してくれるんでしょう?」
私「この比率のことを、“コンバージョン・レート”と言うんですが、こればっかりはピンキリですね。ホームページのコンテンツと、アクセス者の属性によって、かなりバラツキがありますよ。」
下「一般的にはどれ位ですか?」
私「平均的には、2%〜10%、と言った所です。つまり1日100人アクセスしたら、2人〜10人の人が資料請求してくれる訳ですね。」
下「とすると、毎日100アクセスあると、1ヶ月で60人〜300人位の資料請求と言う訳ですね。」
私「ええ、そうです。でも、コンテンツが良くないと、資料請求する人がゼロ、と言うこともありえますからね。」
ホームページについては、アクセス率が良く話題になりますが、一番大切なのは、資料請求の申込み比率(コンバージョン・レート)です。
トップページにアクセスした人のうち、何人が資料請求してくれたかを図る数値ですが、この数値が低いと、いくらアクセス数が多くても全く資料請求がありません。
ホームページのアクセス数を計測している中小企業は多いのですが、このコンバージョン・レートを計測している会社は少数派です。もし御社がこのコンバージョンレートの計測をまだ行っていないのなら、すぐに始めることをお勧めします。
●電子メールアドレスを登録させよう
私「下田先生、実はもう一つ考えなければいけないことがあるんです。それはですね、資料請求しなかった人をどうするか、と言うことです。」
下「と、言いますと?」
私「コンバージョンレートが2〜10%だとすると、逆に98%〜90%の人は、せっかくアクセスしてくれたのに、何も痕跡を残してもらえない訳です」
下「う〜む。そうですね。何かもったいないですね。」
私「実はですね、資料請求で住所・氏名を登録するのは嫌だけど、電子メールなら教えても良いよ、って言うユーザーは結構多いんです。」
下「ほうほう。」
私「ですから資料請求の登録フォームとは別に、電子メールの登録フォームを用意しておけば、資料請求しない人の情報も入手できるんですよ。」
下「でも、電子メールアドレスを登録させて、その後どうするんですか。」
私「電子メールを登録してくれた人には、その後定期的にメールを発信して行けば良いんです。お得な情報とか、特別なサービスとか、そう言うのを電子メールで定期的に提供していくわけです。」
私「そして、最終的には、ホームページに再度誘導して、ビジネスにつなげる、と言うわけです。」
下「電子メールの登録率って、どれ位なんですか?」
私「これもピンキリですが、平均すれば、5%〜20%と言った所ですね。」
資料請求させると言うことは、資料を送るための、住所・氏名の情報を登録させる、と言うことです。でも、住所・氏名を登録するのに抵抗があるユーザーは多いもの。
そこで、より抵抗の少ない電子メールの登録フォームを併用しましょう。これにより、見込み客の対象者を、ぐっと増やすことができます。
つまり、電子メールのアドレスさえ入手できれば、後は色々とアプローチの可能性が出てくるわけです。
●今週のポイント
・コンバージョンレートを計測しましょう。当面の目標は、2%!です。
・「資料請求」で住所、氏名を登録させる以外に、電子メールアドレスの登録してもらいましょう。
今週のメールマガジンは如何でしたか? 来週は、アクセス数を増や
すテクニックについてお話しする予定です。
それでは、また来週、お目にかかりましょう。
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