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4.メールマガジンを使った新規客獲得
さて続いては、「メールマガジン」を使った営業方法のご紹介です。
■メールマガジンとは?
インターネットでは、“メールマガジン”という媒体が一大勢力を形成しています。
通称「メルマガ」と呼ばれる、このメールマガジンというのは、電子メールという手段を使って、不特定多数の読者に各種の情報を届けるものです。メール「マガジン」という位ですから、一種の雑誌、あるいは新聞だと思ってください。
日本では
マグマグ : http://www.mag2.com
メルマ : http://www.melma.com
といった業者が有名で、読者数はいまや何千万人にも達しています。
さて、「マグマグ」等のメルマガ発行サービスを利用する場合、メルマガの「専門業者」が管理しているメールアドレスに、メルマガを送付します。
例えば、マグマグ(http://www.mag2.com)を利用した場合、約2,500万人の読者がいますので、その人達をターゲットにメルマガを発行する訳です。
「メールマガジン」を購読したことがない人いると思いますので、この「まぐまぐ」を例にとって、もう少しイメージで説明してみましょう。
まず、「まぐまぐ」という大きな本屋さんが、インターネット上にあります。そして、その店舗内(サイト内)で自社の雑誌(メルマガ)を宣伝することができます。
「メールマガジン○○○○○○○○。これを読めば、あなたはこんなお得な情報が手に入ります!」と言った張り紙(宣伝文)を、「まぐまぐ」という本屋さんの中に掲載(登録)します。
張り紙を見たお客さんは、その雑誌(メルマガ)が面白そうだなと思って、「まぐまぐ」の店頭(申込みフォーム)でメールアドレスを記入(登録)します。そうすると、定期的にその雑誌(メルマガ)を「マグマグ」がそのお客さんに届けてくれる、と言うイメージです。
ですから我々が行うのは、張り紙(宣伝文)の登録と、メールマガジンの原稿制作だけ、という訳です。(本当は、もう少し色々とありますが・・)。
そして、「まぐまぐ」が保有している2,500万人の読者に対して、メールマガジンを送ることができます。
もちろん全員に闇雲に送信できる訳ではなく、2,500万人のうち、あなたのメルマガの「購読登録」を行った人にだけ送られます。
とはいえ、この「まぐまぐ」を利用すれば、2,500万人をターゲットとした「新規顧客」の開拓が可能になるわけです。
■メルマガとDMの違い
ここで、メルマガの特徴を整理しておきましょう。下表に、今までの一般的なDMと、メルマガの違いをまとめてみました。
| 郵送のDM | メールマガジン |
対象読者 | 既存客見込み客 | 新規客 |
アドレス
(住所氏名) | 自社で保有
(インハウスリスト) | 業者が保有
(外部リスト) |
アドレス獲得のきかっけ | 商品購入、サンプルや小冊子の請求 | メルマガ購読の申込み |
原稿制作 | 自社 | 同左 |
原稿配信 | 自社 | 業者 |
送付コスト | 郵便代 | 0円 |
表をみて頂ければお分かりのように、「まぐまぐ」等を利用したメルマガは、「新規客」に対するDMを電子メールで送る形になります。
通常のビジネスでは、住所・氏名を知らない「新規客」にDMを出すのはかなり難しいですが、ネットの世界ではこのメルマガ業者を使うと、これが簡単に行えます。
そしてもう一つ特徴的なのは、「まぐまぐ」等を利用したメールマガジンの場合、「メルマガの購読希望者」に対して、DMを送付すると言う点です。
通常のDMでは、小冊子やサンプル商品を請求してくれた「見込み客」や「既存客」に対してDMを送るわけですが、この場合お客さんは「DMを送って下さい」と最初から申請してくるわけではありません。
あくまでも先方の都合とは別に、当方から、ある意味「一方的に」DMをお送りするわけです。
ところが「まぐまぐ」等を利用したメルマガDMの場合は、お客さん(購読者)が、自分で「このメルマガ(DM)を、送付して下さい」と申込みをして来ます。
当然、そのメルマガに対する関心が高いので、通常のDMよりも高いレスポンスが期待できるわけです。
従って、メルマガ(DM)の内容を、自社の商品やサービスと関連づけておけば、労せずして自社商品に興味がある(可能性の高い)人たちを集めることができる、ということになります。
■まぐまぐを利用して新規顧客を集めよう
さてそれでは、「マグマグ」等のメルマガを利用して、新規のお客さんを集める方法をお教えしましょう。
まず最初のポイントは、お客さんのアドレスは「まぐまぐ」だけが知っていて、メルマガの発行者には知らされない、と言うことです。
そのため、個別のメールアドレスに対してのDM配信はできません。
しかも「まぐまぐ」では、直接的な販促メールの発行は原則禁止されています。(メルマガのコンテンツに見せかけた販促は、それほど問題ありませんが。)
そこで良く行われるのが、メルマガの最後に、「こちらのサイトに来れば、もっとお得な情報がありますよ」と記載して、自分のホームページに誘導する方法です。自社のホームページに誘導した上で、資料請求や商品購入に導くわけです。
例えば、私もマグマグでメールマガジンを発行しています。このメルマガを使った集客のパターンは、こんな感じです。
- まぐまぐでメルマガ・ニュースレター発行(資料5)
↓
- メルマガニュースレター内であきばれネットのホームページへ誘導
↓
- あきばれネットのホームページで、資料請求用の住所氏名を登録
↓
- 資料(小冊子、商品パンフ等)を送付
という流れです。
■メルマガ制作のポイント
それでは最後に、メルマガを発行する時のポイントを考えてみましょう。
メルマガはメール「マガジン」という位ですから、「雑誌」あるいは「情報誌」としての位置づけです。本屋さんで売っている雑誌の、原稿の一部が電子メールで送られてくるイメージです。
メルマガの読者は、その「雑誌」の「記事」を読みたくて、購読の申込みを行う訳です。従って面白くないメルマガでは読者が集まりませんし、せっかく購読の申込みをした人もすぐに購読を中止してしまいます。
当然、自社の商品の説明をただ書き並べたような「商品カタログ」的なメルマガでは、誰も読もうと思いません。
従ってメルマガを発行する際には、「読者に喜ばれる情報」を提供することがポイントです。例えば健康食品を売り込みたいのであれば、健康に関するメルマガ、例えば「絶対に失敗しないダイエットの秘訣」といったメルマガを発行し、その中で自社取り扱いの健康食品をさりげなくアピールすると言った方法です。
この辺は、他人が発行したメールマガジンを色々と読んで勉強するのが近道です。
どんなメルマガを自分は面白いと思うか、どのメルマガが人気があるか、といった点を自分で体験してみてください。
マグマグのサイトにアクセスして、興味がありそうなメルマガを10誌ほど申し込んでみて、1〜2ヶ月購読すれば、メルマガを「読む人の気持ち」が分かってくると思います。そうすれば、読み手に喜ばれそうなメールマガジンの書き方のイメージが沸いてくると思います。
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