10. 最後に
長い長い平成不況が続いています。政府も色々と対策を打っていますが、その一つにeJapan計画があります。日本を世界一のインターネット大国にするために、多額の投資を行うと言う計画です。
その効果のほどは定かではありませんし、インターネットが新たな公共投資の場となるだけの気がします。でも少なくとも、政府が多額の予算を投入する以上、インフラは整って行くはずです。そして2〜3年して景気が上向いて来た時に、このインフラを使ってインターネットで自社のビジネスを拡大する企業がたくさん出てくるでしょう。
御社は、その波に乗れますか?
インターネットは、ノウハウが全ての世界です。既存の商売は、今まで築き上げたブランドと、店の立地と、そしてコネが非常に大切でした。
でもインターネットは「ノウハウ」が全てです。いくら既存のブランド名があっても、インターネットで失敗している大企業はたくさんいます。逆にインターネットで商売するノウハウを持つ企業は、例え中小零細企業でも相当の売上げをたてることができます。
そしてそのノウハウは、先に始めた人ほど多く蓄積されて行くのです。
インターネットは「ドッグイヤー」と呼ばれ、現実世界の7倍の速度で時間が過ぎていきます。ライバルより半年始めるのが遅いと言うことは、実際は3年半もの遅れがあると言うことです。3年半ものノウハウの差があったとしたら、それを取り返すのは大変です。
少しでも早く始めませんか。
例え今は売上げに繋がらなかったとしても、少額の予算でも良いからまずはホームページを立ち上げて運営してみる、徐々にアクセスを増やすような販促をしていく、そして電子メールとホームページを使って商売につなげる。
段々とステップを踏んでいけばよいのです。でもとにかく始めないことには、ステップは踏めません。
御社が「最初の一歩」を踏み出すことを、そしてその一歩が「二歩、三歩」につながっていくことを、心からお祈りしております。
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